Q&A 自衛隊関係

自衛官のSNS取り扱い説明書

はい!お疲れ様です!

みんな大好きくぅじーだよ!

なでなでしてぇー!(ファ○ビー風)

今回は最近よく質問される内容!

自衛官のSNSはどこまでOKなの?

何を写したらダメなのー!?

という疑問にお答えしようと思います!

自衛官になる前から自衛官になった後まで基本的な内容も書いていこうと思います!

ではいってみよう!!

〜SNSの基本〜

1、特定が出来るような内容は書かないように!

インターネットは情報戦であると考えてください。

インターネット黎明期では無法地帯なので、相手に個人情報を知られた場合は死を意味すると同義でした。

今でも起こり得る住所晒しや直凸、イタズラ電話がされたり、海外ではSWATが出動するなど最悪死亡する事件なども実際に起きています。

なのでSNSなど不特定多数に見られるようなものは個人を特定出来るようなものは載せないように!

2、ツイートした時点でスクショを取られる可能性を考える

携帯の技術が発達した今、スクリーンショットというものがあります。

画面に表示されているものを画像として保存しておく機能ですね。

ツイートをした瞬間にすぐに消してもスクショを撮られてしまうとそれが証拠になります。

なので自衛官として発信する場合は一層気をつけましょう。

3、そのアカウントを自衛官として認識される

自衛隊関係を発信した場合、そのアカウントは周囲に関係者だと認識されます。そのアカウントが本名で登録しているとどうなってしまうのでしょう?

①世の中にはすぐ苦情を言う人がいる

Twitterでも流れていましたが、災害が起こってる場所とは別の駐屯地の自衛官が牛丼を食べていました。

それを見た人が今の時期に食べるなんて不謹慎だ!ということで苦情が入った事があるそうです。

実際に昔、私の部隊にも苦情が入ったことが何回かあります。

酒を飲んでいる!(居酒屋で普通に飲んでいる状態)とか

基地の中での掛け声がうるさい!とかですね。

そこで名前と顔がバレていると名指しでくる可能性もあります。

そうなると大変めんどくさいです。

呼び出されて事情聴取されたりしますので時間の無駄になりますし、ストレスにもなります。

②反自衛隊の人がマークしてくる

マジでいますよ!笑

スパイ系や反自衛隊の人が情報収集のためにフォローしてきます。

そして何かあるとすぐに通報されたり、情報によっては懲戒免職の対象になる場合もあります。

見覚えないですか?面白動画やファッションだけをアップしてあるアカウント…あれも情報収集のためかもしれませんよ?(不安を煽る妖精)

「大丈夫です!!私は鍵垢にして知り合いしかフォローにいません!」

という方もいると思います。

しかし!過去にはこんな落とし穴も…

4、鍵垢でもご注意を!知り合いがスクショを撮って広める場合も!

昔ありました!

ある日自衛官の息子が銃の写真を父親に送りました。

その父親がSNSで息子はこういう訓練をして頑張ってます。と投稿

それを見た人が基地に通報する

という事案ですね。

そうです。わざとじゃないのです。

わざとじゃないけど身内から拡散されるという罠…

なので知り合いにもそういった自衛隊関係の写真(特に内部や仕事内容)は送らないようにしましょう。

ではもし拡散されてしまった場合、どのような事が待っているのでしょう?

〜情報が漏洩してしまった場合〜

1、最悪懲戒免職も有り得る

本当に捕まります。

自衛隊には情報保全隊という情報を収集して分析する部隊があります。

ここは恐ろしいところで自衛官のアカウントが全てバレていると言っても過言ではありません。

SNSのアカウント、メルカリやヤフオクの出品情報、2ちゃんねるのスレッド…様々な情報がそこに集約されています。

過去にもSNSで海図を公開したとか、演習の写真を載せたとかでたまにニュースになっていると思います。

秘密を扱っているという自覚を持たないと、これならいいだろう…これで有名になる…と承認欲求に駆られ後戻りできなくなります。

2、軽微なものでもペナルティがある可能性も

例えば営内の様子、部隊での愚痴、出張先や人事関係など、もしかしたら問題ないかもしれないけど苦情が入ってしまったために外禁などのペナルティが課せられてしまう可能性もあります。

3、周りにも迷惑がかかるかもしれない

ひとつの事案がおこると、それに対する対策、反省、教育を行います。

つまり貴方はもちろん、貴方以外の人にもそういった教育をして今後の再発防止に努めさせなければなりません。

そうするとそれに対する時間も消費されますし、最悪、何かしらの制限がされます。

つまり貴方1人の問題ではなくなってくるのです。

それで何か不利になってしまうのはこちらとしても心苦しいですので、次の章では気をつけるべき点などを書いていこうと思います。

〜気を付けるべき点〜

1、仕事の内容、場所、期間は投稿しない

これが1番懲戒免職の対象になりやすいです。

過去にも沢山の方がSNSでそれらを投稿し処罰を受けています。

絶対に投稿しないでね!

2、海自の方は各港にある店を写すと…

海自の方は各港の個人経営のラーメン店やチェーン店の地域限定メニューなどを写すと、そこから船のルートを検索するアプリを使うと貴方が乗っていた艦の所属まで分かります。

なのですぐにSNSに載せるのは控えましょう。

3、営内から見える風景で…

これは新隊員の方が教育部隊の部屋で写真を載せた時によくある判別方法です。

空自だと2つしか教育隊がないのでわかりやすいですね。

ましてやロッカーに名前が書いてあると、そこから班まで特定することが可能です。

4、仕事中だと完全にアウトです

実は規則で職務中に私的なSNSをするのは禁止と書かれています。

なので仕事中と分かる写真や内容をリアルタイムで載せるとそれだけでアウトになります。

以上が気をつけるべき点ですね。

次は対策方法を教えます!

〜対策方法〜

1、自衛隊関係を載せない!

はい!これが1番確実で安全は方法ですね。

えっ?そんなの当たり前?

はい!当たり前の事です!

それをするだけで確実に防げます!

2、セーフゾーン、グレーゾーンをよく学びましょう!

自衛隊の中には広報的な意味を込めてあえてSNSに載せている方がおられます。

その方達はちゃんと上司に許可を取ったり、学んだりしてセーフゾーンを心得ています。

なのでどうしても載せたいと言う方はそのアカウントが自衛隊関係だという自覚と何が大丈夫で何がダメなのかをしっかり学んでから載せましょう!

3、上司によってセーフゾーンが違うことを認識してね!

上司によってさじ加減が違うことが多々あります。

規則的にはセーフかもしれないですが、通報が来たばっかりに口頭注意で済む場合もあれば、外出禁止などになる場合もあります。

なのでやっぱり自衛隊関係(制服の自撮り等)も載せるのは辞めましょう!

以上がSNSの対策になります。

〜総論〜

はい!やっぱり時代の流れもありますものね。

物心着いた時からSNSに載せる文化が根付いているので当たり前のことになっているでしょう。

しかし、TwitterやFacebookならまだしもLINEやTikTokはあまり良くない噂も聞いています。

基本的には自衛隊関係は載せないこと!

つまらないことで通報されて何かのペナルティがかかってもみんな得しません!

SNSのネットリテラシーやマナーをしっかり学んでみんなで楽しもう!

それでは今日はここまで!

っけーー!!

別れっ!!

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