おや?君いい身体してるねぇ!
自衛隊に入らないかい!?
私はくぅじー!陸海空の違いや自衛隊の制度を知ってる妖精さ☆
未だに大昔からある広報官の勧誘お決まりフレーズを使うくぅじーです!
私にとって広報とはとてもやりがいのある充実したお仕事でした。
人と人との繋がり、地域との繋がり、部隊では体験できない貴重な時間でしたね。
今日は意外と知らない平時の最前線である広報官のお話をしたいと思います。
広報官は楽しいぞぉ!面白いぞぉ!(陸自の管轄というのを除けば)
それではいってみよう!
目次
広報官ってなに?
広報官とは自衛隊のことを知らない人にその良さとお仕事内容を伝え、入隊までその人を導く善良な人攫i…自衛官の事です。
そのために陸海空自衛隊の違いや自衛官候補生や防大防医、貸費学生の待遇の違いに至るまでありとあやゆる知識を知らなければならないためかなり勉強します。しかも独学で。なのでめちゃくちゃ頭を使う仕事だと思ってください。
勉強すればするほど知らないといけない事項がとんでもなく増えてくるのでぶっちゃけ広報官の知識には結構な差があります。
引き出しの多さが広報官のトーク力に直結するのでトップの広報官はかなりの知識量を持っているイメージがありますね。
広報官の仕事って?
広報官の仕事は多岐にわたります。
一般の人に自衛隊の説明をするのはもちろんのこと、学校における職場体験やインターンシップ、説明会や講話などもやりますし、ハローワークで興味ある子に対しての説明会もあります。
他にはチラシをポスティングしたり、ティッシュを配ったり、警察や消防の試験を受けてる人に声を掛けたり、地域の協力者との付き合いをしたり、担当地域でお祭りがあれば着ぐるみを着たりブース出したり…etc
1年を通して本当にたくさんありますし、これもまだほんの一部です。
キラキラしているイメージがありますが意外と泥臭い仕事もいっぱいしますね笑
しかし興味ない子を1人を入隊させるためにはそれぐらい努力が必要なのです。
なので入隊してくれる子には本当に感謝しかないですね。ありがとうございます!笑
広報官になるには?
基本的に広報官はどの職種からでも3曹に昇任して枠があれば誰でもなれます。
空自と海自は比較的なりやすいです。
私も転属の時に広報官を強く希望していたので紹介してもらえました。
あとは臨時勤務という数ヶ月だけお手伝いとして地本へ行けるルートもあります。
臨時勤務の方は1士以上なら誰でも可能ですので興味ある方はこちらを利用してもいいかもしれません。
広報官ってノルマあるの?
ノルマではなくみんなで達成するための目標です()
ただこれのいいことは達成しなくても減給したりとかは一切ないことです。
そして達成していればボーナスが延々とS(空自や海自でいうAA)が続くのでお給料はかなり潤います。
空自に関しては優秀な成績を修めたら特例昇任がありますので士気は高いですね。
広報官のデメリットは?
1、太る
太る!しかも結構!笑
事務仕事でほとんど運動しなくなるし、外食が多くなります。前任者から美味しくて安くて量が多いところが一子相伝で伝えられるのでそこがメイン会場になります。
もうね、替え玉無料のラーメンとか唐揚げ大量に出てくる定食とか抗えないよね笑
あとお酒だね。お付き合いで飲むお酒すごいよね
なので気づけばぷくぷく太ってます。気をつけましょう笑
2、自分の本来の仕事を忘れてしまう
広報官という仕事は副業務になるため数年〜10年ほどで本来のお仕事に戻ります。
そのため帰ってきた頃にはやり方が全く違ったり、新しい機械が導入されていたりで浦島太郎状態になります。
しかも知ってる人はみな転属して知り合いもいない可能性があるので1から人間関係を構築しなければなりません。
初めのうちはその知識の補填と関係の構築でしんどいです。
まあ2年目から慣れるのでそこまで心配はいらないと思います。
3、人口の多い地域と少ない地域で格差が激しい
広報官は入隊者数=正義みたいなところがあります。
なので人口が多い地域だと自然と受験者数が増えて入隊者数も増えます。
そうするとボーナスや昇任にも有利ですし、人口が多いところは地域手当てもいいですのでいいこと尽くしです。
逆に人口の少ない地域は必死で頑張って志願者をかき集めないといけないので労力が断然違います。
そして担当地域がどこに任されるかはガチャになります。
ただ人口が少ない地域で大量に入隊させるとその地本で名が知られ、かなり発言力が強くなります。
そうすると業務改善などの意見が通りやすくなり自分の業務がしやすくなります。
あとは入隊者が同数だった場合、人口が少ない地域の方が評価されるので受賞する可能性が高くなります。
4、一般社会はしんどい
これは自衛隊を長く続けると忘れてしまうのですが、受験生は一般の人です。
普通に遅刻しますし試験もドタキャン、入隊直前で辞退など普通にあります。
先生相手でもその人が反自衛隊の人なら冷たく対応されます。
それでもイライラせず冷静に対応していくのが広報官です。人間不信になるんじゃないかと思うぐらいストレスも溜まります。
しかしそれらの塩対応を越えて仲良くしてくれる先生や入隊してくれる受験生に出会えると全てが報われるぐらい嬉しいことですね。ありがとう!(2回目)
広報官のメリットは?
1、自衛隊の知識がかなり広がる
広報官は全てに精通しなければならないぐらい何でも知っておかなければなりません。
受験生のニーズに答えれるように引き出しは1つでも多くしておかなくてはなりません。
ぶっちゃけ私の普段話している知識も広報官を1〜2年ぐらい経験すればみんな同じぐらい知識を得ることができます。
そうすると目の前の君もTwitterのフォロワー数を1万人ぐらいを増やすことができます。すごいですね笑
2、コミュニケーション能力が高くなる
広報官は対話がメインです!
なので初めまして!自衛隊には興味無いです!って子を入隊まで漕ぎ着けるコミュニケーション能力を発揮しなければなりません。
このコミュ力も日々の勉強に入ります。
もちろん心理学も学びますし、清潔感も維持していかなければなりません。
人とお話をする基礎を学ぶにはぴったりのお仕事です。
しかも失敗してもボーナスを減らされるなどのデメリットはありません。
ドンドン挑戦していきましょう!
3、スピーチも上手くなる
さっきと一緒で講話や大人数の説明会などが日常茶飯事で行われます。
ゆっくりお話ししたり、身振り手振りをする、途中でジョークを挟むなど必然的にスピーチの仕方も上手くなります。
自衛隊はスピーチをよくするのでそういう時にかなり役立ちますのでぜひ広報官になってください。
4、昇任やボーナスがかなり優遇される
地本では入隊数が多いと表彰されます。
一定数を取れていれば毎年賞詞(3〜5級)を貰えたり、ボーナス査定が延々とMAXでもらえたりするので同期達よりもかなり昇任が早かったり年収が良かったりします。
特に空自は特例昇任があるため1選抜で昇任することもあるので地本ドリームと呼ばれています笑
そのため空自では我こそはという人材が地本に転属してくるので戦国時代になってます。
総論
さて最初にも言いましたが、広報官とは自分の営業においての実力が如実に出る仕事です。
部隊との仕事とは全く違う民間の方との付き合い方を学べるため定年後の仕事にも役に立つと思います。
トーク力や調整力、パソコンで色々な書類を作る、民間とのギャップを埋める、後輩が増えるなどメリットはたくさんあります。
ぜひ未来のある後輩を自分の手で見つけて導いてあげてください。
これこそが部隊に貢献するということだと私は思います。
来たれ若人よ!
それでは今日はここまで
っけーー!!
別れっ!!