Q&A 職種 自衛隊関係

気になる職種コーナー〜通訳編〜

はい!お疲れ様です!
このコーナーも第3段ですね。
今日の多かった質問は通訳についてです。
職種ではないのですが、りくじーで通訳や英語の勉強をしたいという人が結構いましたので、今日はそれについてお話ししたいと思います。

海外で活躍したい人にとって英語は切っても切れない関係ですので今からでも英語を勉強してください。

英語力はなんぼあってもいいですからね!(ミルクボーイ風)

ではどうぞ!

通訳のなり方

どの年齢、職種からでも英語の実力が認められ基礎から上級英語課程のどれかを修了した方です。
修了した課程によって、普段の任務の傍ら、米軍が研修に来た時の軽い通訳支援から日米合同演習の本格的な専属通訳、海外支援活動での調整など様々な役割に就くことがあります。

英語MOSの取得方法

基本的には陸曹以上でどの職種からでも取得できます。
年齢制限もありません。
そして、英語MOSは上級英語課程で試験を経て卒業すれば付与されます。
その上級英語に行くまでに基礎英語課程(基礎課程は必ずではない)→普通英語課程→上級英語課程となっており、それぞれ英語のレベルが違います。

それぞれのレベルの目安ですが

基礎英語課程→TOEIC350点
普通英語課程→TOEIC500点
上級英語課程→TOEIC700点〜800点
通訳になる必要レベル→TOEIC900点以上(最低限)

となっております。

英語課程は学校に行くの?

基礎英語課程については試験があり、合格すると各方面隊の教育隊で教育がされます。
1曹教は東千歳、2曹教は仙台、3曹教育は板妻、4曹教は大津、5曹教は久留米となっています。
普通英語課程から東京都にある陸上自衛隊小平学校にて教育を受けます。
基礎英語課程に関しては枠の関係上、士長からでも行くことが可能です。

陸上自衛隊小平学校

東京都にある小平学校では自衛官の教官からの他、プロの通訳や部外英会話スクール等のネイティブ講師からの授業があります。
基本的には英語の勉強がメインですが、1日中という訳ではなく訓練なども一緒に行います。
休日や消灯延期での勉強具合は個人の熱意、そして力量によって様々で、自習室等、部隊に比べて勉強できる環境は整っています。
他の職種と一緒に勉強するから切磋琢磨して頑張ってね!

英検やTOEICの資格はあった方がいいの?

絶対ないとダメなわけではありません
(帰国子女、インターナショナルスクール卒、海外の大学卒業している等でそのまま基礎英語や普通英語に行かずに入校する方もいます。)
しかし、TOEICスコアは入校を許可してくれる部隊の同僚上司や部隊長にとっても客観的な判断材料にもなりますのであると入校等に有利になります。

課程修了後の活躍の場

1、英語MOS保有者は必要な部隊への転属が可能になる。
2、国内外での通訳の要望があればそこに行って支援する。それ以外は普段と同じ職種の訓練や演習をする。
3、米軍研修への参加
などです。
語学レベルによってはハワイに行ったりオーストラリアに行ったり様々な場所での通訳支援に行ったりします。

MOS取得は昇任に有利?

上級英語MOS取得だけでは昇任に有利にはなりません。
ただし、英語教育を受け、高官の通訳等を担うことで視野が広がり部内試験で幹部になる者は多数います(個人の努力も必要)。

総論

英語を頑張れば海外で活躍する場面が他の人達よりも断然に多くなります。
なので今からでも英語の勉強をしておきましょう!
必ず将来役に立ちます!
私も何回か米軍の人が基地に来た時の説明係に就いたことがあります。
そういう経験は自衛隊にしかないと思いますのでぜひ目指してみてください。
それでは今日はここまで
っけーー!!
別れっ!!

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